数々の気づきを与えてくれた
先輩たちの教えを
次の世代へ

S.F
2017年入社/新卒
直営部/直営第二グループ/SV
入社後、印象深い思い出は何ですか?
お店を運営するには、食材の発注や仕込み、商品作成、デリバリー、それに伴うクルーさん※1への指示出しなど、やることがたくさんあります。副店長時代、それら業務がうまくいかず、とても悔しい思いをしました。当時の店長や同期などの助けもあり、乗り越えることができましたが、あの時の悔しさが成長への原動力にもなっています。

「銀のさら」で働くアルバイトメンバーの呼称

Question.01 ライドオンエクスプレスへの
入社を決めた理由は?

大学生の時にアルバイトをしていた飲食店のオーナーの言葉がきっかけでした。当時の私は何かうまくいかないことがあると他の人のせいにして不満ばかりを口にしていたのですが、「それはもったいないことだ」と諭してくれたのです。「相手を否定するのではなく、そのとき自分がどう動けばよかったのかを考えることができれば成長できる。その機会を自ら手放すなんて損だよ」と。学生の時は、自分と合わない人との付き合いは避けることができます。でも、仕事となると、そういうわけにはいきません。そのとき、視点を相手に向けるのではなく自分に向けることで自身の成長へつなげるという考え方は、とても新鮮でした。

飲食店でのアルバイトをきっかけにライドオンエクスプレスの会社説明会に参加して、企業理念や経営指針に共感したのが、入社を決めた理由です。特に、「相手の幸せが自らの喜びと感ずる境地を目指す」という部分が響きました。野球というチームスポーツに打ち込み、自分が最高のパフォーマンスを追求するだけでなく、周りのパフォーマンスも引き上げることの大切さを知っていた私には、相手の幸せを自らが前へ進む原動力にするという考え方にとても共感できたのです。

Question.02 SVの仕事内容と魅力を
教えてください

SVの仕事は、店舗のスムーズな運営や業績向上を実現するため、店長をサポートすることです。サポートの具体的な方法は任されていて、自分らしく動けるところが魅力ですね。私は担当している各店舗を回って、店長とクルーさんとの関係性や店舗の状態を確認することに重きを置いています。それを踏まえて改善点や改善方法を考えて指導・教育するのですが、「こうしろ」と単に命令するようなことはしません。私はSVになる前、複数店舗で店長を務め、どうすれば業績を上げられるかを経験則として店長よりも分かっていますが、そのやり方をそのまま押し付けてしまうと、店長は不満に感じるでしょうし、店長自身の考えやこだわりを尊重してあげたいからです。

そこで、まずは店長の得意不得意を理解するため、店長の仕事ぶりや人となりをしっかりと見て、会話を重ねるようにしています。何か指摘するときには、ネガティブな話ばかりせずに、必ず相手のいいところを探してポジティブな話も交えることでモチベーションが下がらないよう気を配ります。誰でも上司から否定されるだけでは楽しくないですからね。相手と向き合い互いに理解し合いながら、より良い方向へ一緒に進んでいくのは時間がかかりますが、それだけに店長の変化や成長が感じられたときは嬉しいですね。

Question.03店長時代に
苦労した経験はありますか?

店舗では、店長のほかに、副店長やクルーさんなど30人ほどの人が働いています。このくらい多く人が集まると、どうしても自分とそりの合わない人が1人や2人はいるものです。ある店舗で店長をしていた時も、ベテランのクルーさんとよい関係性を築くことに苦労しました。「銀のさら」で長く働いてきた自負があるため、私の意見を素直に受け入れることへ抵抗があったのだと思います。私も自分のやり方にこだわり、「こうすべきだろう」という自分の考えを押し付けていました。

店長とベテランのクルーさんがギクシャクしていると店舗内の雰囲気も悪くなり、クルーさん全員のモチベーションが下がっていきました。そのとき頭をよぎったのが、「衆知を集め、すべてを容認し」という経営指針の文言です。衆知を集めるとは、多くの人の知恵を集めるということです。そのためにも、相手を容認・理解しよう、と。そこで、相性の善し悪しなど関係なく相手の話をよく聞いて、まずは意見を素直に受け入れることを意識しました。すると、それまで聞き流していた意見の中から、相手のこだわりや仕事で大切にしているものが見えてきて、どう対応すべきだったのかも見えてきたのです。そして、思い返せば、上司や先輩方も同じように私に接してくれていたことを思い出しました。その後、最優秀店長賞※1を2回獲得できたのも、この“気づき”のおかげです。

ライドオンエクスプレスでは年に2回店長たちを表彰する表彰式(フォーラム)があり、その中で特に優秀な業績を残した店長に送られる賞

Question.04今後、ライドオンエクスプレスで
どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?

副店長から店長となり4店舗を経験してから、現在、SVとして7名の店長を担当しています。副店長時代には、当時の店長から日々、自分の行動を振り返る大切さを学びました。店長時代は相手の話を聞き、相手を理解することからマネジメントはスタートするという“気づき”によって、大きく成長できました。そして今、これまで学んできたことを活かしてチャレンジしているのが、店長と「やるべきこと」を最初に共有することです。多くの場合、失敗した後に改善策を模索して実行していくものですが、それでは改善スピードが遅くなってしまいます。そこで、最初のタイミングで店長との間で改善点とその対策などについてじっくり話し合って行動計画を立て、それを共有・実践することで、失敗を減らし生産性を高めていこうという取り組みです。この方法だと、失敗を指摘する頻度も減り、店舗の雰囲気もよくなると思っています。

こうしたチャレンジをしながら直営店のSVとして経験を積んだ後は、加盟店担当のSVとなり、加盟店の経営者様と接しながら知見を増やしていきたい。そしていつの日か、会社の独立支援制度を活用して自分の店を持ちたいです。

学生へのMessage
現在、ライドオンエクスプレスを取り巻く環境は、ものすごいスピードで変化しています。その変化に柔軟に対応できない会社は淘汰されていく時代だとも言われています。でも、ライドオンエクスプレスは大丈夫です。常にチャレンジを続け、企業理念や経営指針という軸はしっかり守りながらも、変わるべきところは柔軟に変えていける会社です!皆さんと一緒に働けることを心より楽しみにしております。