互いに学び、
気づかされながら
成長し合える関係性

S.I
2019年入社/新卒
直営部/直営第二グループ/苫小牧店/店長
K.T
2011年入社/新卒
直営部/直営第一グループ/マネージャー
店舗運営という共通の目標を通して、
築いた店長とSVの信頼関係
複数店舗を担当して店長の店舗運営を支援するSV。その業務は、店舗オペレーションがスムーズに運ぶようアドバイスするだけにとどまらず、店長の公私にわたる相談相手になること、店長の模範となることなども求められます。そのため、店舗マネジメントの責任者である店長にとって、SVは頼りがいのある存在だと言えるでしょう。2022年からの1年間、そんな関係性にあった2人に当時を振り返りながら話をしてもらいました。

2人の出会いを教えてください。

S.I
TさんがSVとして三軒茶屋店を担当するようになったのが最初ですよね。
K.T
僕はその前から知っていたよ。社内研修の帰り、電車の中で先輩に「シフトが集まらない」と愚痴をこぼしているのを横で聞いていたから。Iさんが三軒茶屋店の店長になったばかりの頃だったかな。
S.I
クルーさんの人数も習熟度も足りていなかった頃ですね。
K.T
それから1年半ほど経って、三軒茶屋店の店長となったIさんに担当SVとして再会したときは少し驚いた。愚痴を言っていたときのネガティブな印象が強かったから、すごく楽しそうに働いている姿が新鮮で。そのギャップがとても好印象だったね。
S.I
どこを見て、そう感じたのですか?
K.T
クルーさんが楽しんで働くことを最優先に考えた行動や発言をしていたところだね。クルーさんとのやりとりや距離感を見ても、I店長がクルーさんから慕われているのが伝わってきたから。店長とクルーさんの関係性は休憩室の様子を見ると分かるというのが私の持論の1つで、店長がクルーさんにいじられている店は関係性ができていることが多い。その点、I店長は、まあまあの人数からいじられていたので(笑)。それなのに、厨房に入ると「私が店長だぞ」とばかりにしっかり店内を仕切っていた。また、クルーさんにダメなことをダメとしっかりいえる店長は少ないものだし、言えたとしても険悪になることが多いけど、I店長は関係性を保ちつつダメと伝えられているところも印象的だった。
僕の第一印象はどうだった?
S.I
ものすごく仕事ができると聞いていたので、厳しくて、怖い人なのだろうと思い込んでいました。でも、会ってみると真逆。フランクで話しやすい人でよかったです。それに、Tさんが担当している店長たちが集まった飲み会のとき、あれほど場を盛り上げてくれるSVは初めてだったので、ものすごく楽しかったです。
K.T
たしかに盛り上がったね。

一緒に仕事をしていた頃の印象深い思い出はありますか?

S.I
クルーさんのミスで、お客様にご迷惑をかけてしまったとき、私だけで対応しきれず、Tさんにフォローしてもらったことです。
K.T
あれは店長が対応するレベルを超えていたので仕方ないよ。それよりも、さすがと思ったのは、その後の対応がしっかりしていたこと。クルーさんたちが同じミスを繰り返さないよう全員に周知徹底していたでしょう。
S.I
はい、クルーさんたち全員に伝えました。
K.T
全員に伝えるといっても、一部にしか伝わっていないことが少なくないのだけど、後日臨店してクルーさん一人ひとりにヒアリングしたら、しっかり全員が理解していた。細かいところだけど、できそうでできないことだから。
S.I
全員に確認するんですね。
K.T
店長もそこまで見られると理解すれば、次からは徹底するようになるからね。担当後、最初のうちはそういうところを大事にしているかな。
S.I
Tさんは何かありますか?
K.T
I店長は優秀だったから信頼していたんだけど、特にありがたかったなと感じていたのは、二人が同じ目線を共有できるようI店長が目標や予算についてすり合わせをしてきてくれたことですね。売上やシフトの人数の予測をどの程度に設定すべきかといったことをI店長が常に確認してくれたので、例えば、この日は100万円を売り上げる前提でシフトや食材の発注の話ができるのが、やりやすかったな。
S.I
Tさんがこのくらい売れるというと本当にそうなるので、準備をしっかりしないといけないという意識は常に持っていました。
K.T
そういうところが優秀さの表れだよね。

SVのアドバイスで今に活きていることは?

S.I
三軒茶屋店時代には手が届かなかった最優秀店長賞などの各賞※1を苫小牧店では本気で目指しています。これもTさんをはじめ、お世話になった人たちに頑張っている自分の姿を見せることで恩返ししたいという気持ちからです。
K.T
三軒茶屋店のときは業績に対する意欲が薄かったよね。上期と下期の年2回、優秀な業績をおさめた店舗や店長を3位まで表彰するのだけれど、両方とも4番手で。上期が終わったとき、「僕のどこがいけなかったのですか」と質問してきたときは意識が変わったのかと思ったけれど、残念ながら下期も賞には届かなかったね。
S.I
下期は取りたい気持ちはあったのですが、それよりも周りの店舗がクルー不足で困っていたので、そっちを助けるために他店舗へのフォローに回っていたことが大きかったです。三軒茶屋店で人が足りなかったとき、周りの店舗にすごく助けられたので。苫小牧店でも周りを助けたい気持ちは変わりませんが、売上以外が評価対象になっている賞もあるので、「偶然取れた」ではなく、「狙って取りにいく」ことを目指して活動しています。そこで、Tさんから学んだことが役に立っているんです。
K.T
なに?
S.I
細かなデータを使って、自分たちの頑張りを可視化して伝え、モチベーションアップにつなげる方法です。例えば、「銀のさら」ではお客様に何分でお届けするのか告知させて頂いているのですが、そのうち30分以内にお届けする割合がどのくらいだったのかとか、クルーさんが何人、何時間でオペレーション※2を回したのかなど。Tさんは担当店舗の店長にメールで知らせてくれました。しかも、ものすごい頻度で。ビジュアルなども使って見やすかったので、あのメールを読むのが楽しかったことを覚えています。
K.T
店長たちの頑張りを、数値を通してしっかり見ているということが励みになればと思い、意識的にたくさんメールするようにしているので、それをクルーさんのモチベートに活かしてくれているというのは嬉しいね。

ライドオンエクスプレスでは年に2回店長たちを表彰する表彰式(フォーラム)があり、その中で店舗の業績だけではなく、優れた活動に対して表彰されます

店舗における業務のこと。仕込みをする、調理する、配達に行くなど。

Tさんが、I店長から学んだことはありますか?

K.T
仕事は楽しむものだということを、あらためて思い出しました。自分が店長だった頃も同じように、とにかくクルーさんを楽しませるし、自分も楽しむことを大切にしていました。それは今も大事にしていることだと思っていたのですが、I店長を見ていると、そういえば昔はこんなふうに働いていたけど、今は楽しむことを忘れているな、と。楽しんでいるつもりだったけど、横でもっと楽しんでいるI店長を見ると、まだ楽しんでいないなと感じたんです。
S.I
仕事を楽しむこと、一緒に働く人を楽しませることには自信があります。
K.T
これで業績に対する意欲がもっと高くなればと思っていたので、今は言うことがないですね。
S.I
ありがとうございます。Tさんは、今後どんなキャリアを思い描いているのですか。
K.T
今はSVとして、7店舗の店長達のマネジメントをしながら、後輩SVの教育も担当しているけど、ゆくゆくは20~30店舗からなるチームのグループマネージャーを目指しているよ。それと、SVが魅力的な仕事だと発信することで、もっとSVを目指したいと思ってもらいたいと思っているよ。
S.I
また一緒に仕事ができたら、チーム内※1の店長誰一人取り残さず、盛り上げていきたいですね。
K.T
前回は、“楽しい”がチーム内で終わっていたので、また一緒に仕事をするなら地域全店巻き込んで、影響の輪をもっともっと広げていきたい。I店長がSVになって、私がグループマネージャーになれたら、その輪を本部※2の人たちにも広げられると楽しいだろうね。その前に、I店長が賞をとる姿を楽しみにしています。
S.I
頑張ります!

SVごとにチームが形成されており、そのチーム単位でフォローし合うこともあります。

店舗の運営を間接的にサポートする本社にある部門。

学生へのMessage
K.T
ライドオンエクスプレスの魅力は、何と言ってもチームで協力し、何かをやり遂げる達成感と充実感を味わえることに尽きます!周りの人にやりがいを感じてもらうため、自分に何ができるのか知恵を絞って形にすることに、私はワクワクしています。だから、チームで何か1つのことを達成したい、人を喜ばせる新しいアイデアを創造したい人たちは、ぜひライドオンエクスプレスへ!!
S.I
チームとして目標達成を目指すとき、周りの人に流されてしまうよりは、自分でチームをこうしたい、こういう結果を出したいと向上心を持って前向きに取り組めるほうが、ライドオンエクスプレスの環境をより楽しめると思います。一緒に働ける日を楽しみにしています!