仕事を楽しい
と思える
店舗づくりを大切に
- S.I
- 2019年入社/新卒
直営部/直営第二グループ/苫小牧店/店長
- 入社後、印象深い思い出は何ですか?
- 店長1年目の年末年始、慣れていないクルーさんが多い中、多くのご注文に対応するため、店内の誰もが全力で取り組んでいました。商品作成を手伝いながらデリバリーの指示も出していかないといけません。クルーさん一人ひとりに目配りしつつ、みんなで声を出して励まし合いながら、何とか乗り越えた後の達成感が今でも忘れられません。
Question.01 ライドオンエクスプレスへ入社してから
店長になるまでを教えてください
副店長として配属されて数か月は、店舗の状況や業務に慣れず、とても大変な思いをしました。
それでも踏ん張れたのは、周りの人たちのサポートがあったからです。同じ店舗にいた同期の副店長は学生時代に「銀のさら」でアルバイトをしていた経験があり、私が失敗したときにそっと助けてくれました。私よりも少し先に入社した先輩副店長は、仕事の悩みを聞いてくれたり、困っているときにアドバイスをくれたりしたものです。業務中は厳しい店長も、仕事が終われば毎日のように食事に連れて行ってくれるなど、同じ人とは思えないほどものすごく優しくて。自分も店長になった今は、あの時の店長の厳しさは、早く仕事を覚えて成長してもらいたいという気持ちの表れだったことが分かります。
1年ほどすると後輩が2人、副店長として入ってきました。その頃には、私を助けてくれた2人の副店長は他店の店長となっていて、もういませんでした。かつての私のように悩んだり落ち込んだりしたとき、フォローできるのは私しかいないので、私が彼らを支えなければいけません。そんな責任感が生まれてから少しずつ仕事も面白くなっていき、入社3年目で都内の三軒茶屋店の店長を任されることになりました。
Question.02 店長職のどんなところが
面白いですか?
たとえ時間がかかっても、少しずつ自分の理想とする職場環境を作っていけるところです。理想の職場を作ることで、クルーさんのやる気が上がり、ひいては店舗の売り上げが伸びると、達成感があります。
私にとっての理想は、楽しい職場です。私とクルーさんはもちろん、クルーさん同士がギスギスしているのは嫌ですね。お店の雰囲気も悪くなるし、暗い職場だと商品やサービスの質まで落ちてしまいます。といっても、私が理想とする楽しさとは、厨房でおしゃべりして作業が止まるような遊び場的な楽しさではありません。休憩中に仕事の話で盛り上がれたり、趣味などプライベートの話に花が咲いたり、みんなの距離感の近さが仕事へのモチベーションにつながっていくような楽しさを感じる職場です。
そんな雰囲気を醸成していくため、店舗にいるときには自分から積極的に話しかけています。特に、普段あまり話をすることがないクルーさん同士を会話の輪に入れて、話すきっかけを作ってあげるよう意識しています。仲の良いクルーさん同士は何もしなくても話しますが、その輪に入れないクルーさんは孤立してしまい仕事がつまらなくなったり職場へ来るのが嫌になったりしてしまうからです。
Question.03店長として店舗マネジメントを担うことで
成長できたことはありますか?
メンバーのモチベーションをアップさせるために、メンバー一人ひとりをよく観察するようにしました。ライドオンエクスプレスで働くようになって、学生時代には想像できなかったような、年齢も性格も考え方も違う人たちと一緒に仕事をしています。そんななか、モチベーションアップにつながるものや求めているものも人それぞれだと知ったからです。難しい仕事を与えられたときにモチベーションが上がる人、頑張って業務にあたっていることに気づいて褒めてあげると上がる人、目標を達成できた時に上がる人もいます。また美味しいまかないをご馳走してあげると喜ぶ人、プライベートで一緒に遊んで仲良くなると仕事も頑張ってくれる人もいるなど、本当にさまざまです。
ただ、店長としての自分の業務もあるため、クルーさん全員のモチベーションアップを自分1人だけで行うのは難しいことです。そこで、まずクルーリーダーなどお店の主軸となる人※1のモチベーションを上げるようにしています。キーマンが仕事に前向きになれば、周りのモチベーションを上げようと、彼らが動いてくれるからです。でも、そんな「モチベーションアップの伝播」が発生するかどうかは、クルーさん同士の距離が近いかどうかにかかっています。そのためにも、楽しい職場づくりが大切になります。
クルーさんの中でも、特に経験が豊富なメンバーや責任感のあるメンバーを選出して、クルーさんの中でもリーダーとして活躍してもらいます。
Question.04今後の目標や実践していきたいことは
どのようなことですか?
三軒茶屋店で店長になった当初は本当に大変でした。最初はクルーさんが足りないだけでなく、習熟度も低かったため、お店がうまく回らなかったからです。クルーさんと一緒に業務にあたる時間を増やして、何をどの程度できるのか、それぞれの力量を把握して適材適所を心掛けたり、特定の誰かに負担が集中しないよう業務量を調整したりと自分なりに工夫しました。しかし、それでも人が足りないという状況がしばしば発生したのです。そんなとき助けてくれたのが、周辺の店長たちやSV※1でした。自分の店舗からクルーさんを派遣してくれたり、シフトづくりの相談にのってくれたり。おかげで、三軒茶屋店を軌道に乗せることができ、売り上げを大きく伸ばすこともできました。
振り返ってみると、副店長時代も店長になってからも、困ったときはいつも誰かに助けてもらいながらここまで来ました。周りにいた人たちの支えがなければ、辞めていたかもしれません。これまでお世話になった人たちに恩返しするためにも、苫小牧店では最優秀店長賞※2を取りに行きます。同時に、周りの店舗が困っていれば助けられるよう、店舗外の状況にも目を向けるように心がけています。そして、新人社員や新人店長に何かしらの形でこの仕事の楽しさを伝えていきたいです。
複数の店長をマネジメントする店長の上司
ライドオンエクスプレスでは年に2回店長たちを表彰する表彰式(フォーラム)があり、その中で特に優秀な業績を残した店長に送られる賞